ヘルスケアや、金融サービスから職業判定まで。人工知能やIoTを取り入れたサービスが世の中で広がってきていますが、それは農業の世界でも例外ではありません。
今回ご紹介するのは、アメリカの大手企業「FarmLogs」が提供している『FarmLogsFlow』
IoTを取り入れた海外の事例と共に、今後の農業と人工知能について考えていきたいと思います。

 


 

アメリカ農業でおなじみ、FarmLogs Flowとは


FarmLogsFlowは、主にアメリカの農家で幅広く利用されているサービスです。農業機械に接続することで、農作業に関わるあらゆるデータをデータベース化。自動的にマップを生成します。収穫ファイルの収集や転送、ダウンロードやアップロードなどの手間を省くことができ、細かい農作業の記録が可能なことから、多くの人々が利用しているのだそう。

 

もともと、このサービスを開発したFarmLogs社は衛星画像や気象データから作物の成長や健康状態などの情報を農家に提供していて、収穫量の予想なども得意としている企業です。このサービスは1年間のリース契約で利用することができます。

 

 

 

FarmLogFlowの利点はどこにある?


FarmLogsFlowを利用するメリットとして、FarmLogsと呼ばれるプラットフォームに接続されることで、自動的に歩留まりデータが生成され、自分で情報をアップデートしたり、ダウンロードする必要が無く、小さなデバイス(機械)で簡単に農作業を管理することが出来ます。データは希望があれば、他の人とも共有が可能になっています。

 

また、歩留まりデータは「農作業の健康管理マップ」「気象データ」などそれぞれの農家ごとのアカウントに保存されます。FarmLogs Flowは農業という業界に広く貢献していくためのサービスとして、オープンソースとしていることも発表しているため、農業という基盤に大きく貢献していくことが期待されます。

 

 

FarmLogsの仕組みをより詳しく知るには?


農業×人工知能、IoTはこれからもまだまだ進化していくことが予想されます。すでに農に関わっている人も、そうでない人も、農業先進国アメリカの最新事例を覗いてみてはいかがでしょう。

 

サービス内容を知り、活用するためには、まずはFarmLogsの公式サイトからアクセスし、無料のアカウントを作成する必要があります。

 

無料アカウントでも「マーケティング」「プランニング」「降雨量を調べる」「フィールドマッピング」などのサービスを受けることが出来るため、サービスの仕組みを知りたい、まずは触れてみたい。そんな方にも最適。機能の一つである「マーケティング」には、様々なシナリオを分析し、穀物の売上を容易に追跡するサービスなども含まれているため、農家の人たちにとってはこの上ないサービスなのではないでしょうか。英語サイトのため、英語が苦手な方はGoogleなどの翻訳サービスを利用するのがおすすめ。

 

今後も様々な企業でIoTを取り入れたサービスが開発され、新しい農業のカタチが生まれてくることが予想される、農の人工知能、IoT分野。国内の取り組みだけでなく、世界の最新事情を調べてみてはいかがでしょうか。