農業は儲からない。
そんな言葉を聞いたことがないだろうか。
九州産のオーガニック野菜を中心とした生鮮食品のデリバリーサービス「VEGERY」を運営している株式会社ベジオベジコは、このイメージを払拭し、農業が抱える課題を解決すべく、日々健闘している。
農業課題を解決する、新たなアプローチ「VEGERY FARM」とは?
ベジオベジコは、これまで直接契約農家で野菜を仕入れ、配送までワンストップで行うことで、流通コストを従来の3分の1に抑えるなど「儲かる農家」の仕組みを構築してきた。
しかし、高齢化による農業の担い手不足や、異常気象による収穫の不安定さ、作り手側の技術や想いではなく、市場動向で価格が決まる現状など、まだまだ農業には課題が残っている。
今回、そんな農業の現状を少しでも改善できる仕組みを作るべく、新たに農業法人「VEGERY FARM」を設立することとなった。
農業のシェアリングエコノミーなど新たな仕組みを構築
第一弾として、2018年1月より宮崎県綾町の農地を借りて、野菜の自社栽培を開始。
自社栽培により、野菜の金額や栽培方法を自ら管理することで、野菜の価値の最適化を実施。
その他にも、耕作放棄地や遊休地を利用した地域課題の解決や、若手農家を雇用し農業従事者の育成にも取り組み、2020年までに借用農地を現在の4倍に拡大し、日本全国に安定した「VEGERY FARM」の野菜の出荷を目指していく。
【「VEGERY FARM」基幹サービス】
①DtoCサービス
既存の流通では、収穫されてから消費者の手元に届くまで平均3日以上の日数と中間手数料がかかる。VEGERY FARMの流通システムでは、自社栽培することで、収穫からお届けまでの日数を少なく、中間手数料も掛からない方法でのお届けが可能となる。
②農業のシェアリングエコノミー
農家さんに給与をお支払し、かつ耕作放棄地等を使って生産をすることで、農業での「場所」と「時間」のシェアリングエコノミーを実現する。
③フードロス対策
VEGERYからのオーダーに合わせて野菜を生産し、需要に合わせて無駄なく供給することで、生産現場からもフードロスをなくす仕組みを作る。また、自社生産した野菜や契約農家の方の青果の中で規格外のものを使用して「VEGERY」オリジナルの加工品を作り、生産したものを無駄なく利用、販売できる仕組みを構築する。
■VEGERY
「VEGERY」は九州産のオーガニック野菜・果物を中心とした生鮮食品のデリバリーサービス。
直接契約農家から仕入れしているため、流通コストを抑え、新鮮な状態で販売できる。また専用アプリをダウンロードすれば、わずか3タップで購入可能。
都内特定8区域であれば、最短1時間以内で商品をデリバリーします。特定地域以外では、翌日~翌々日で配送可能。
iOSダウンロードURL:https://goo.gl/fZ8axP
AndroidダウンロードURL:https://goo.gl/mvZuwN
■「VEGERY FARM」会社概要
社名 :株式会社ベジリーファーム
設立 :2018年1月
所在地:宮崎県東諸県郡綾町大字北俣2-7
代表者:代表取締役 田村 健登