4月 14日、都心に住まいながらも農に関わる人「アーバンファーマー」の皆さんと水耕栽培に関するディスカッションを開催。
休日は「農」を営むプロデューサー、広尾で開催されるテラスマルシェ運営者、広告系のプランナーなど、合計5名に集まっていただきました。
「育てて食べる」という体験だけでは世の中に普及しない?
この日のテーマは、「水耕栽培」。
ローソンが簡単野菜栽培キットを発売するなど、「ホットな話題」である反面、普及までには様々な課題を抱えている水耕栽培。
まずは、そもそもの価値やあり方について、考え直してみました。
「家」という空間にとらわれず、水耕栽培が生きる、
汎用性のある場所を考える。
僕のオフィスにはキッチンがあるんですよ。そこでは、料理好きのスタッフが賄いをつくってくれる。実家が農家で野菜が送られてきたりとか、家庭だと量の問題があるけれど、オフィスグリコのように、オフィスにあったらいいんじゃないかな。
収穫できる日はみんなパンを持ってきて、サンドイッチなんかもいいですね。今日は「パンの日」として楽しめる、そんな体験ができたら毎日がちょっと楽しい。
「家」という場所だけで考えてしまうと、食べるための効率や、量の問題に視点が行きがち。
しかし、職場や学校など、「みんなが集まる場」に視点を変えるだけで、水耕栽培の楽しみ方も、可能性もぐんと広がります。
余った野菜をポンと入れておける場所。
「野菜のいけす」というアイデア
一人暮らしで、野菜室がある大きな冷蔵庫ではないんです。だから、買った野菜の半分を毎回破棄してしまうことに、毎回心が傷んでいる。もし必要な分だけ、必要な時に使えたら、罪悪感もなく、もっと美味しく野菜を食べることができる。
余った野菜をポンと気軽に入れておける場所があったら、食材を無駄にしないし、新鮮さを楽しむこともできる。
育てる楽しみだけでなく、保存するという新しい体験から生まれたアイデアです。
今回、ご紹介したアイデア以外にも、普段から「農」に関わっているからこそ生まれる視点や発想が盛りだくさんの会となりました。
ここで生まれたアイデアはFARM PARK PROJECTチームで実際に形にして、ビジネス展開を図っていきます。
今後の展開をお楽しみに!