フリーアナウンサー名越涼子の「農業リポート」vol.1

え?M-1グランプリ?!
食の王国・北海道は芽室町のまちなかマルシェに突撃!

 

北海道・芽室町(めむろちょう)
十勝平野の中西部にある、パッチワークが美しい風光明媚な農業王国。

 

 

「へー!めむろかぁ。初めて知った!」というそこのあ・な・た。
人生で一度は“めむろの味”を堪能していることだろう。

というのも、芽室町はスイートコーンの生産量日本一なのだ。

 

 

 

そんな食の都・芽室町でM-1グランプリが開催されるという。

え?!どうして??お笑いなの?食べ物ネタでボケるの??

頭と心をハテナとわくわくでいっぱいにしながら芽室町駅前に向かった。

 

 

《めむろまちなかマルシェ》

今年で開催されて3回目になるこのイベントは芽室町、芽室町商工会、JAめむろが連携して始めたもの。

美味しい香りがただよう会場内には地元の飲食店や農業団体など11店舗のブースがズラリ。

 

 

芽室産の野菜が買える直売コーナーがあるのはもちろんのこと“十勝めむろうし”の試食がや揚げピザの調理体験が出来るのは“食”が豊かな芽室町ならでは。

他にもステージではビンゴ大会があったりダンスショーがあったりととにかく盛りだくさんなイベントなのだ。

 

 

さ~てさてさて。お腹の空腹センサーが反応していますよ~。

せっかくだから食べ歩いちゃうぞ~(*’ω’*)

 

 

こちらはJAめむろのが販売している『十勝めむろコロッケ』

ほっくほくのあま~いジャガイモに旨味たっぷりなお肉のコロッケ。

う~ん。お・い・し・い( *´艸`)

実はジャガイモの収穫量が北海道No.1!“ポテトランド”との呼び声高い芽室町の安定の美味さ。

 

 

こちらは《私、ときめく、農業男子》で登場した熱血農業紳士・小山勉さんが代表を務める《なまら十勝野》の『なまらアヒージョ』

 

 

まずもって野菜そのものが美味しい。なんというか、野菜の味がひとつひとつたっているのだ。そこに手作りのバジルソース!野菜の美味さをさらに引き立てるバジルの香りの素晴らしいこと!

 

 

レストランHIROのブースには新・ご当地グルメとして注目される『十勝芽室コーン炒飯』が!

とにかくコーンが甘い。そこにバターの塩味。コーンがより甘く感じられてスプーンが止まらない。食べ過ぎ注意の美味しさなのだ。

十勝芽室コーン炒飯地域活性化協議会の皆さん。
2008年にデビューしたコーン炒飯を通じて“芽室町”のPRを積極的に行っている。

 

(⌒ー⌒)

ふぅ。美味しかった・・♬

さ、か~え・・・・らない!!!!帰れない!!(汗)

(; ・`д・´)

そうそう、そうだった!!!

そもそもM-1グランプリとは何ぞや?!を解明するのだった!

ということで、実行委員長の松山博行さんに直撃インタビュー!

 

 

―――M-1グランプリ・・・ステージイベントで開催されるのですか?

「いえいえ(笑)お笑いではなくて、M-1はメムワングランプリなのですよ」

 

―――メムワン?

「はい、めむろの“メム”です(笑)芽室産の食材をメインに使ったグルメのナンバーワンを競う大会でこのイベントの目玉となっています!ブースで買えるグルメの中でどれが一番美味しかったか、来場者の投票で決まるんです」

 

――――そういうことだったのですね(笑)そもそもなのですがこのイベントの目的は?

「“食”をベースにした農・商・工の産業連携と、芽室町の皆さんに“芽室の味”を知ってもらうことですね」

 

――――あれれ?芽室町の皆さんは芽室の味を一番知っているのでは?

「いやいや、地元のものってなかなか手に入らないんですよ。スーパーに行っても必ず売られているわけじゃないんです。地元のものは基本、都会へ送られる。“地産地消”ってなかなか実現できないんです」

 

――――え!意外です。

「もちろん“食”は芽室にとってとっても重要なキーワードです。農家じゃなくともその年の農作物の出来次第でまち全体の活力が変わってくるくらいですから。ただ、地元のものがなかなか口に入らない。だからこそ地元のもの、地元で加工されたものを食べてもらって

“あ、これも芽室なんだ”って感じてもらいたいんです」

 

 

 

《地産地消》、地元で生産されたものを地元で消費するというこの取り組み。

当たり前のように思えることが実は難しい。

全国的に地産地消の推進が叫ばれて久しいが、芽室町の現状はその実現の難しさを表していると言えるだろう。

農林水産省によると、
地産地消の実現のためには地域一体となった取り組みが重要であり、
流通の安定や販売先の確保、消費者に対する情報発信と理解など様々な業種の連携が必要なのだそうだ。

例えばお隣・帯広市は全国有数の小麦の産地であるが地元にはほとんど流通していなかった。そこで帯広市や教育委員会、給食センターや製粉業者、PTA、生産者などが連携し十勝産小麦の給食パンの導入を検討。数年かけて供給を実現させたのだ。

 

 

今年は5000を超える人たちで賑わった《めむろまちなかマルシェ》

「このイベントは農・商・工、そしてまちの人たちみんなで作り上げていきたいんです。だから、芽室のまちなかを会場にしているんですよ」

 

一歩一歩。少しずつ。

地域の食に対する理解や意識の高まり、生産者と消費者の関係づくりは一朝一夕にはいかない。だからこそ、こうした取り組みの積み重ねが重要なのだ。

“美味しい”を考える。
都会に暮らす私たちこそ大切なテーマである。

 

次回も名越涼子の農業リポート!
芽室町産のワインの誕生?!
芽室町で始まった、壮大なワイナリー計画って?!

 

 

 

(取材・文・撮影・イラスト 名越涼子)

名越涼子(なごし・りょうこ)
フリーアナウンサー。香港出身。
福井、愛知のテレビ局のアナウンサーを経て独立。
幼い頃見た田んぼの美しさに感動し“農”に興味を持ち始める。
農作業着ファッションショーや農業団体の発信媒体を手掛けるなど
独自の切り口で“農”を発信。
他、メディア出演や講師業、コラム執筆など多方面で精力的に活動中。

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